数ある建築工法の中でも、優れた耐震性を持つことで知られる2×4工法。床、壁、天井が6面一体になっているので、揺れを面全体で受け止めることができ、鉄骨軸組工法で建てられた住宅などに比べても地震に対して抜群の強さを発揮します。
また、地震ばかりでなく、2×4工法は台風や竜巻による強風に対しても優れた強度を発揮します。 |
木は火に弱い、というイメージがあります。しかし、ある程度の太さや厚さのある木材は、燃えると表面が焦げて炭化層をつくり、火が内部に入らないようにします。逆に、火に強いイメージがある鉄は、550℃を超えると急速に柔らかくなって変形してしまい、住宅の骨組みが崩れ落ちる原因になります。火災では700℃~950℃にまで温度が上がりますので、木は鉄より火災に強い、と言えるでしょう。また、2×4工法ではすべての天井や壁の室内側に、厚さ12.5mm以上の石こうボードが使われています。この石こうボードには結晶水が含まれており、炎に触れると約25分もの間、水蒸気を放出し、発火点(約450℃)に達する時間を大きく遅らせます。また、床や壁の内部に埋め込まれている断熱材、火の通り道をシャットアウトするファイヤーストップ構造など火から家を守るために様々な工夫が施されています。 |
省エネルギー性に大きな影響を与えるのが気密性と断熱性。面構造で気密性がもともと高い2×4工法は、さらに外壁の中に十分な断熱材を入れるなど暑さ寒さを防ぐための工夫がなされ、非常に高断熱です。気密性と断熱性が高いと、家の外側の寒さや熱さに影響を受けにくくなるとともに、内部の熱や冷気を逃しにくくし、少ないエネルギーで冷暖房が可能です。
2×4工法の省エネ性を高めているもう一つの理由は、木材がきわめて熱を伝えにくく、鉄の約350倍、コンクリートの約10倍もの断熱性を持っていることにあります。木を使い、断熱性の高い壁ですっぽり覆われた2×4工法は、省エネルギー住宅の代表と言えるでしょう。 |